【院試】東大院試の勉強方針
こんにちは、ぽてとです
今回から勉強の話なんですが内容が東大にフォーカスした内容になってしまいますのであしからず
前回の記事で勉強する前の下準備はできたと思いますのでその流れで今回は書いていこうと思います
目次
東大院試の試験科目について
例年の東大院試は
- 英語(TOEFL ibtのスコアを事前提出もしくはTOEFL itpを受験)300点
- 数学(微積分&微分方程式、フーリエ・ラプラス変換、線形代数、複素解析、ベクトル解析&曲線、確率統計の六科目から三問選択)300点
- 機械系専門科目(熱力学&伝熱工学、流体力学、材料力学、機械力学&制御工学、生産加工の五教科)各180点
の計1500点満点で合格するには例年五割あれば安心といったところです
まず特徴として試験科目が幅広いということがわかります
伝熱工学は履修していない人もいるかもしれませんし、制御に関しても現代制御を含め容赦ない複合問題が出てきます
こんなにあると何からすればいいかわからなくなるのも当然で僕も当時、その範囲の広さに圧倒されてしまいました
しかしながらしっかり戦略を立て、一つずつものにしていくことで合格を勝ち取ることは可能です
その戦略についても書いていこうと思います
東大院試受験に向けた勉強方針
ここからは具体的なプランについて書いていきます
実際に僕が受験した時にとったプランを書きますと
- 過去問にぼこぼこにされる
- 四力を固める(材力、機力、熱力、流体)
- 残りの伝熱、制御、工業材料、工業加工などを勉強する
- 数学を勉強する
- 過去問にもう一度挑む
- 英語は合間合間にやっておく
といった感じです
順を追ってみて行きましょう
過去問にぼこぼこにされる
最初は集めた過去問を見てみてください
僕は初めて東大の過去問を見たときは本当に何一つ分かりませんでした
でも心配しないでください、もう一度見る時にはある程度分かるようになっています
これができるようになればいいということを目に焼き付けてください
四力を固める(材力、機力、熱力、流体)
このプランではまずは四力を固めることが非常に大事です
東大の問題は基本から積み上げて行って最後までたどり着くという基本ができていればある程度解答できるタイプの問題です
他学科から受ける場合はあまり多くはないかもしれませんが、そうでなくても四力を忘れているなぁという場合は復習して損はありません
僕はとりあえず四力の教科書をやっていくところから始めていきました
四力を勉強する順番については諸説あると思いますが結局のところあまり気にしなくてもいいと思います
しいて言うなら材力・機力と熱力・流体は若干似ている気がするのでそれらをセットでやればいいかなとは思います
大体教科書がわかってきたら機械系大学生の必携本、機械系大学院への四力問題精選に移りましょう
これさえマスターできれば東大の院試でも遜色なく戦える、これだけはやっとけ!という本です
この本は院試が近くなると焦った機械系の学生が一斉に購入するためにどこも売りきれで手に入らなくなってしまうようなので早めに手元に置いておきましょう
この本は機械系の院試に必要な知識を網羅してくれている実用的な問題集で、この本をマスターしていれば大抵の大学の院試における四力問題は突破できます
多少発展的な内容も含まれているのですが基礎力から応用力までバランスよく身につけられます
ただ欠点として誤植が多いので四力精選誤植サイトを見ながら訂正をして行ってください
個別の勉強法はコチラ↓↓↓
残りの伝熱、制御、工業材料、工業加工などを勉強する
四力がある程度ものになってきたら残りの伝熱工学、制御工学、工業材料、工業加工などを勉強していきましょう
科目によっては履修していないかもしれないので教科書はそろえるようにしてください
初めて習う科目だとかなりとっつきにくいかもしれませんが教科書をきっちりモノにしてください
教科書を大きく逸脱した内容はあまり出てきませんし、そういう問題はみんな取れませんので教科書を丁寧にやっていきましょう
個別の勉強法はコチラ↓↓↓
数学を勉強する
専門が終わったら数学の勉強に移ります
やっていなかったらだいぶ忘れていると思うので、マセマなり自分の大学の教科書なりなんでもいいので演習して勘を取り戻してください
微積分&微分方程式、フーリエ・ラプラス変換、線形代数、複素解析、ベクトル解析&曲線、確率統計のうち三教科ではありますが自分が受験する科目+1,2教科はやっておいた方がいいです
難しい問題が出ると終わってしまうので保険で勉強しておきましょう
過去問にもう一度挑む
ここまで出来たら過去問にリベンジしてみましょう
みっちり考えればある程度分かると思います、今は時間内に終わらせる必要はありません
一度自分なりに解答を作ってみてください、解答を作ることで大きく力がつくと思います
英語は合間合間にやっておく
英語についての勉強なのですがとりあえずTOEFL対策用の本を一冊やっておいた方が無難だと思います
形式になれるということもTOEFLにおいては大事ですし、一回受けるのにibtだ3万弱ぐらいはかかるので参考書の方がコストパフォーマンスはいいと思います
特にリスニングは長いため聞き切る体力をつけておきましょう
二回分くらいやったら形式にはなれると思うので、あとは苦手な所に力を注ぎましょう
英語は詰め込むよりも少しでもいいから継続することの方が遥かに大事です
合間合間に勉強することを早くからコツコツやっておきましょう
自分が受けた年について
まず僕が受験した年はコロナ禍の真っただ中であったためにオンラインによる入試が行われました
英語はibtのみで数学は微積&微分方程式、線形代数、複素解析の三教科のみで専門も一科目ごとに分かれていましたが問題の内容自体は例年と大きく変わってはいませんでした
合格した時の点数は
TOEFL IBT
- Reading 21
- Listening 18
- Speaking 15
- Writing 15
院試の点数
外国語 | 175 |
数学 | 158 |
熱力 | 35 |
流体 | 55 |
材力 | 70 |
機力制御 | 111 |
生産加工 | 84 |
で合計688点で合格しました、是非参考にしてください
それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました