船舶免許の難易度と勉強法

この記事では船舶免許の取得を考えている人向けに、船舶免許の難易度と勉強法を解説していきます

船舶免許が欲しいけど、どうとればいいのかわからない人も多いと思います

実は船舶免許は難しい免許ではありません

やることをやれば必ず合格できます

今回僕が一級小型船舶の免許をゲットしたので、それをもとに難易度や勉強法を公開します

この記事を読めば、船舶免許は案外簡単に取得できるものだとわかるでしょう

ぜひ参考にして船舶免許取得を目指してください

小型船舶免許でできること

小型船舶免許を取得すれば自分の手でボートを操縦して海に出ることができます

1級と2級では行くことができる範囲に違いがあります

2級は海岸から5海里(約9km)の距離まで航行可能です

狭い範囲のように思えますが、日本であれば困ることはありません

1級は5海里を越えて無制限に航行可能です(一部制限あり)

なおジェットスキーなどの水上バイクは特殊小型船舶に分類され、小型船舶免許では運転できません

小型船舶免許の難易度

小型船舶免許の難易度は難しくはありません

1級は学科で上級科目が試験範囲に追加される以外、実技も含めて2級と同じ試験範囲です

学科は教科書で勉強し、過去問を使って対策すれば1ヶ月もあれば受かることができるでしょう

実技はさすがに何もしないと受からないので、スクールなどで対策をするとよいです

国家試験免除のスクールで取得する場合はしっかり対策してくれるため心配は全くいらないと思います

小型船舶免許の学科勉強法

学科は1級と2級で若干違うのですがどちらもそこまで難易度は高くありません

それぞれ詳しくみていきます

2級小型船舶免許の場合

2級小型船舶の場合、学科は四択の知識問題のみになります

勉強の流れは

  • 教本で知識をインプット
  • 過去問を解く

これを繰り返すのみで合格できます

ほとんどの問題は過去問からでているので、過去問をやるだけでほぼ満点です

しかし、過去問だけやればいいのかというとそうではありません

内容を理解していなければ実技の口述問題で回答できなくなるからです

特に船体や機関についての知識やトラブルシューティングは聞かれるので理解しておいてください

1級小型船舶免許の場合

1級小型船舶の場合、学科は四択の知識問題に加えて、上級科目が出題されます

上級科目は海図を使った進路の決定やトラブルシューティングなどが含まれます

文章題であったり手を動かす問題だったりする上に、過去問そのままで出てくることはありません

しっかり対策をしておきましょう

文章題は知識をしっかりインプットしておけば対応できるので、教本を読み込んでください

海図なのですが、まずコンパスorディバイダと三角定規がないと解くことすらできません

通販などで売っているので購入しておきましょう

同じ問題が出てくることはありませんが、一度海図の作業をしておいた方が良いでしょう

三角定規の平行移動や、正確な円の書き方の慣れは精度に大きくかかわります

解き方はパターンなので1年分やればコツはつかめます

小型船舶免許の実技勉強法

実技は乗って練習するしかありません

スクールでは実技のレッスンをしてくれるところもあります

一回乗っておけば大体わかるので何回も乗らなくて大丈夫です

操船のコツはギアはしっかり入れて、スロットルはゆっくり操作することです

科目の中で練習しておくべきなのは、一番難しい人命救助と離着岸でしょう

コツは潮と風の向きをしっかり見ておくことです

人命救助は風上側から行うのが簡単です

風下から行くと勢いが足りずに失敗することがあります

離着岸も岸に向かって風が吹いている状況の方が楽です

どちらかだけでもうまくできれば合格可能性がとても高くなります

実技ではロープワークもすることになるので、係留を含めて暇なときに練習しましょう

YouTubeなどでもロープワークの動画はたくさんあるので参考にするといいです

船舶免許の試験について

試験は適性検査、学科、実技の順で行われます

適性検査は視力、聴力、色覚の検査です

適性検査の後に学科試験があります

学科試験は1級と2級とで時間が違います

どちらも途中退出が可能で解答も退出時には貼られていました

それからお昼休憩をはさんで実技試験が行われます

実技は大体3人1組のグループで行われ、操船も分担していました

乗船前に、船体点検と機関点検の口述問題を聞かれました

そこから試験官の人が離岸し、試験をするところまで連れていってくれます

ここから一人づつ科目を順番に行って、全科目が終われば終了です

僕の時は大体15時には終わりました

試験中、試験官の人たちはなるべく合格させようとしてくれているなと感じました

少しヒントをくれたり、操船のコツなどを教えてくれたりと親身になってくれます

合否は毎週木曜日にJMRAから発表されるので気長に待ちましょう

合格していたらあなたも今日から船長です

まとめ

船舶免許は思っていたほど難しくないことがわかったと思います

船舶免許はきちんと対策すれば誰でもすぐ合格できるのでしっかり勉強していきましょう

費用が気になる方向けに「船舶免許を安く取得する方法」についても記事を書いているので、そちらも読んでいただければと思います

それでは