Pixel3aのFeliCa不良を直した話
こんにちは,もちです.
メイン機であるPixel3aがFeliCaが全く反応しなくなったので分解して直してみたので記録として残しておきます.
しかし誰もが同じ理由で反応しなくなるとは限らないので分解などは自己責任でお願いします.
症状
モバイルSuicaが反応しないことが何回かありました.
数日後にVisaの読み取りができるようになったので放置しました.
しかし,その後Suicaが再び反応しなく丁度画面が割れたこともあり(悲しかった)分解修理することに決めました.
必要なもの
画面分解の器具が必要になります.
前述の通り画面割れも同時に直したので以下のツールキットをAli Expressで購入しました.
https://a.aliexpress.com/_mPlhPlE
このキットはピックが2つついてきます.
そのうちの一つはピックの先が薄く,その後は分厚くなっていて刺さり過ぎを防げるため中のフラットケーブルを傷つけにくい構造で扱いやすかったです.
まぁ,正直Pixel3aは分解しやすさで有名なので家にあるもので無理やりこじ開けてもいいと思います.
しかしねじで締結されているためドライバーは必要です.何故かわかりませんがキットに入っているものはサイズがあわなかったためAmazonでトルクスドライバーを購入しました.
ネット上でPixel3aはT5と書かれている記事を発見しましたが私はT3でした,気をつけてください.
それと後々接触部を拭くために無水エタノールも必要となります.
精密機械扱うには無水エタノールなんてなんぼあっても困りませんからね.
そして接着部を溶かすヒートガンです.私は買いたくないのでドライヤーで代用しました.
分解方法
接着剤を緩めるため,画面に向けて思い切りドライヤーで温めます.
まずいように感じられますがヒートガンより全然温度低いので気にせず熱しまくりましょう.
ある程度温まったら吸盤を画面につけて引っ張ります.
この付属してきた吸盤は超絶ショボいので思いっきり引っ張っても全く画面は剥がれません,多分ホムセンで一個10円もしないやつ
なのでヘラを画面と本体の間に食い込ませて接着剤を分離していきます.
先程も書きましたが食い込ませすぎるとフラットケーブルを傷つける恐れがあるので注意してください.
画面交換する場合はこのケーブルはもう使わないのでそんな恐れなくても大丈夫です.
全周接着剤が剥がれるとこのような状態になります.
この写真ではすでに剥がしていますがフラットケーブルの根本にはシールが貼ってあります.
これは再利用するので丁寧に剥がして保存しましょう.
画面交換の場合はケーブル根本の2つのネジを外すだけで終わりですがFeliCa修理はすべてのネジを外す必要があります.
T5ドライバで外していきましょう.全て外したら再び本体を分離させる作業です.
こちらは接着剤ではなくツメで噛ませている構造なので熱する必要はないです.
一回外すと簡単に取れるようになりますが初回はなかなかとれません.
左下から剥がすのが個人的にはやりやすかったです.
剥がれるとすべての部品が見えてきました!あと少しです.
上側にみえる部分のバッテリーより右側にマザーボードがあります.ネジで固定されているのでこれもはがしちゃいましょう.
マザーボードをはがす際に気を付けないといけないこととして,モバイルデータ通信を担っているアンテナ線(白くて細い線)を断線させないように気を付けてください.
あとカメラを先に外さないとマザーボードが外しにくいです.
今回はマザーボードを外さずに動かすだけで裏側にアクセスできたので,無理はしなくていいかもしれないですね
裏側にはいくつかの接触ポイントがあるのでこれを無水エタノールで洗浄してあげます.
今度は逆の順番で組み立てていきます,今回は液晶も交換するので新しい液晶を用意します.
これを割れた液晶がつながっていたようにつなげましょう
下の画像はつける前です,ここにすぽっとはめましょう(結構はまりにくい)
はめることができたら,いったん電源を入れて一応液晶が大丈夫かどうかを確認しておきます.
ここで大丈夫だったら組み立てていきます.液晶の端子を最初に外したネジで固定しておきます.
ネジの締め忘れがないことを確認したら,接着剤をもとのように外周に塗って本体を閉めます.ここで接着が甘いと浮いてきちゃうので気をつけてください.
pixel3aはもともと防水ではないため気にする必要がないのかもしれませんが,修理をした場合防水は期待しない方がいいと思います.
この液晶はAli Expressで大体3000円くらいなのですが,画面に赤みがかかっている商品になっています.(だから安い)
今回は割れているよりも遥かにマシだと思ったので使用しましたが,気になる人は使用しない方がいいかもしれないです.
画像の通り結構きれいに治るので,自己責任の上でですが挑戦してみるのもアリなんじゃないかなと思いました.
それでは.