コンギョから考察するサクラ大戦・御旗のもとにの素晴らしさ
皆さんは名曲・御旗のもとにを御存知だろうか.
知らない人はとりあえず聞いてほしい.
初めて聞いた際の衝撃は今でも覚えている.なんて素晴らしい曲だ,と
また,コンギョは知っているだろうか?北朝鮮のプロパガンダ音楽でありその曲調からネットで数多くの人を魅了している.
御旗のもとには映像では高い評価を受けているが曲としては檄!帝国華撃団が有名すぎるため影に隠れている感が否めない.
しかし私はこの曲が本当に好きであり,かつこのコンギョと同じ魅力を持っていると考えている.
そこで今回はコンギョから考察する御旗のもとにという題材で議論をしていく.
(私は特に音楽理論などは勉強したことない素人なのでただの主観です)
コンギョの魅力とは
コンギョの魅力は何か?私は軍歌要素と現代音楽が上手く組み合わさったところであると考える.
軍歌はWW2から70年以上経った今でも一部に人気を博しているのはYouTubeの再生回数を見るに明らかであろう.
人の心を揺さぶるのは士気を高めるために作られたという軍歌の成り立ちを考えると当然のことである.
だが日本の軍歌は流石に古さを感じざるを得ない.
しかし,コンギョは現代に作られた軍歌の色を濃く引き継いだプロパガンダ音楽である.
何かしらのフィクションの作品のために作り出されたわけではない,ホンモノの醸し出す雰囲気と聞きやすい現代音楽が融合した今の日本では絶対に生み出されない曲に私達は惹かれてしまうのだ.
御旗のもとにの魅力
では御旗のもとには何が魅力なのか?
それもまた従来のフランス音楽の魅力と現代音楽が融合した点と言えるだろう.
もちろん日本で作られた御旗のもとには全くホンモノではない.この曲は主役である日高のり子の芯のある伸びやかな声と軽やかなリズムの華やかな旋律からオー・シャンゼリゼを聞いたときに脳裏に浮かぶパリの美しい情景を,馴染み深いゲーム音楽で我々に見せてくれる.
緊迫感のあるAメロから視界がひらけるような明るいサビもこの曲の華やかさを増している一要素である.
日本人の考えるステレオタイプの華の都・パリに合致した,また軍歌は純国産のものもあるがフランス音楽は影響された曲は数あれど馴染みが薄いので華やかさ=パリ図式になりホンモノと感じる所以であろう.
以上のことからホンモノ×現代音楽という点でコンギョと御旗のもとには共通点があるといえる.
異国情緒を感じられる聞きやすい音楽であり本当にオススメなので是非一度聞いてほしい(布教オタク)