【初心者向け】バイクユーザー車検の流れとメリット&デメリット
皆さんこんにちは、ぽてとです
今回はバイクのユーザー車検について書きたいと思います
ユーザー車検を受けてみたいけれど流れがわからなくて不安だ、落ちたらどうなるんだろうと思っている人もいると思います
この記事を読むことで、初めてユーザー車検を受ける方でもどのような流れで車検を受ければいいのかがわかります
またユーザー車検のメリット、デメリットなどもまとめていますので是非参考にしていただければと思います
目次
バイクユーザー車検の大まかな流れ
ユーザー車検の流れは大まかに以下のようになっています
- 必要書類の準備
- 検査の予約
- テスターで事前に検査
- 自賠責保険の更新や検査書類の作成、各種税金の納付
- 検査を受ける
- 合格後、車検証をもらう
それでは個々に詳しくみて行きましょう
必要書類の準備
まずは必要書類をそろえなければ車検を受けることができません
必要書類は以下のものがあります
- 車検証
- 自賠責保険証
- 継続検査用納税証明書 ※令和5年1月より省略可能に
- 排ガスレポート ※社外マフラー等を取り付けている場合
車検証と自賠責保険証は荷物入れなどに入れている場合が多いと思いますが、どこにあるか確認しておきましょう
また今までは継続検査用納税証明書が必要だったのですが、令和5年の1月より原則不要になりました
これはオンラインで納税状況が確認できるからなのですが、税を納付して2-3週間ほどしないと反映されないようです
そのため、急ぎの場合は納税証明書をもっていかなければ検査を受けられないので注意してください
またマフラーを社外製品にしている場合は排ガスレポートが必要でこれがないと車検に合格できません
なくしてしまった方はメーカーなどに問い合わせて再発行をしてもらいましょう
面倒な場合は純正マフラーを装着していけば大丈夫です
ユーザー車検の予約
ユーザー車検を受ける前にまず検査の予約をしなくてはいけません
バイクは税制上は軽自動車ですが車検を受ける場所は普通車と同じく運輸支局となります
ユーザー車検を受けるためには、まず自動車技術総合機構のサイトでアカウントを作成する必要があります
アカウントを作成すると予約を取ることができますが、予約には車検証に記載された情報が必要になります
あらかじめ車検証を手元に準備しておくとスムーズに予約できるでしょう
まずは検査種別ですが継続検査を選択します
検査車種は二輪車を選択します
検査を受ける場所ですが、二輪車の継続検査はどこでも受けることができますので好きな所を選択してください
次に検査を受ける時間を選択します
検査は一日に昼休みをまたいで4ラウンドあります
- 1ラウンド 9:00-10:15
- 2ラウンド 10:30-12:00
- 3ラウンド 13:00-14:15
- 4ラウンド 14:30-16:00
早いラウンドを予約しておくと不合格になった場合に整備して再検査を受ける猶予があるので早い方が有利です
時間を選択したら、車検証を基に車体番号などの情報を入力していきましょう
後は予約サイトに書いてある手順通りにすれば予約が取れると思います
確認のメールも来るのできちんと予約できているか確認しておきましょう
テスターで事前に検査
ここからは検査当日にすることについてみて行きます
まずはテスターと呼ばれる車検の模擬検査をしてくれるお店に行きましょう
テスターは運輸支局の近くにあることが多いですが、ないところや業者以外お断りの場所もあるようです
先ほど予約した時間よりも1時間ほど早く到着しておけば十分間に合うと思います
バイクの場合、光軸のチェックしかできないところが多いです
場所にもよりますが2000-3000円ちょっとで見てもらえるところが多いです
軽微な調整程度ならここでやってもらうことができるのですが、あまりに深刻なものだと整備工場にもっていかなくてはならないこともあります
テスターで無事合格したら、光軸は概ね大丈夫だといえるでしょう
検査後にもらえるレシートは再調整をしてもらうときに使うので車検合格まで持っておいてください
自賠責保険の更新や検査書類の作成、各種税金の納付
テスターでの検査が終わったら運輸支局に行きます
まずは車検を受ける前に自賠責保険の更新をしなければなりません
自賠責は車検が有効な24ヵ月に余裕を持たせて25ヵ月で更新することが多いです(差額も僅か)
自賠責の更新は、運輸支局周辺に保険屋さんがあるのでそこで行うか、先ほどテスターでも更新できる場合があります
自賠責の金額は年度によって替わりますが、料金を知りたい方は損害保険料率算出機構のサイトを見ればあらかじめ額を知ることができます
次に検査書類の作成を行います、作成しなければならない書類は以下の3つになります
- 継続検査申請書
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付申請書
これらについては運輸支局内に置かれていますので、これをもらって書きましょう(無料です)
自動車検査票については車検証についているQRコードを運輸支局内にあるプリンターに読ませることで一部記入を省略できます
結構楽になるので、積極的に利用しましょう
これらの記入方法については記載台に例があるのでそれに従って書いていきましょう
記入が終われば、重量税と継続検査費用の納付を行います
重量税は次回重量税額照会サービスを利用することで調べることができます
これが終わって初めて継続検査の申請が受理されます
記入には結構時間がかかるのですが、予約した時間の1時間前くらいにつけばテスターでの検査も含めて十分間に合うでしょう
検査を受ける
ここから実際にラインに入って検査を受けていきます
二輪と四輪はレーンがわかれていることが多いと思うので二輪のレーンに並んでおきましょう
検査レーンに入る前に、初心者であることを言っておくと色々教えてもらえるのでおすすめです
バイクの車検の流れは以下の通りです
- バイク全体及び灯火などの確認
- 排ガスの点検
- 前後のブレーキの制動力点検
- スピードメーターの誤差点検
- ヘッドライトの光軸点検
になります
検査員の言うとおりにやっていけば特に困ることはありません
全項目が無事終われば、自動車検査票に合格印を押してくれるので総合受付のようなところに向かいます
テスターで見てもらった光軸は問題ないとは思いますが、それでもまれに光軸で落ちることがあります
その場合はテスターで再調整をしてもらいましょう
またバイクで落ちやすい項目は排ガスで、古いバイクだと結構普通に落ちます
この場合エンジンの暖機がすんでいなかったりするので、しばらく走ってから再受験してみましょう
落ちてしまった場合は当日中であればあと2回受けることができます
それでもダメな場合は整備工場で整備して後日チャレンジになるでしょう
合格後、車検証をもらう
合格したら、受付に行って車検証をもらいましょう
また車検の有効期限を記したステッカーがもらえますのでナンバープレートに貼っておきましょう
これで晴れて車検合格となります
ユーザー車検のメリット
ユーザー車検のメリットは大きく2つあります
- 費用が安く抑えられる
- 車検が1日で終わるためバイクがすぐ使える
それでは個々にみて行きましょう
ユーザー車検の費用について
よくユーザー車検は費用が抑えられるといいますが実際はどうなのでしょうか
今回は僕が車検を通したケースで検証してみたいと思います
今回のケースは僕のバイクであるCB400をテスターでの検査アリで通しています
この場合だと法定費用+テスター代+自賠責更新費用で大体2万円+αくらいです
これを車検代行業者などでお願いすると大体3-4万円、ディーラーであれば5-6万円は少なくともかかるでしょう
そう考えればユーザー車検の費用は通常の車検に比べて圧倒的に費用を抑えられているといえます
ユーザー車検に必要な時間
ユーザー車検のもう一つのメリットとして、預かり期間がないことがあります
実際に車検に要する時間は早ければ数時間程度でしかありません
それで車検に通ってしまえば、とりあえず2年は安泰になります
これを代行などでお願いすると混んでいる時期だと一週間以上かかったりもします
バイクだと代車も出たりすることはないと思うので、かなり不便に思うかもしれません
早く車検を終わらせて愛車に乗りたいという場合はユーザー車検の方が確実に早いと思います
ユーザー車検のデメリット
先ほどのメリットと引き換えに以下のようなデメリットも存在します
- プロの整備を受けないと安全ではない
- 平日に休みを取らないといけない
というところです、これらについてみて行きましょう
ユーザー車検は危険?
ユーザー車検は危険なのではないかという意見を耳にすることもあります
実際は車検に通ったバイク=安全なバイクというのは成立しません
車検はあくまでも車検時点で致命的な不具合がないかを確認するものでしかありません
そのため、車検に通ったから2年は整備しなくていいと考えないようにしてください
少しでも不具合を感じたら整備工場にもっていくなど点検を行うことをお勧めします
平日に休みを取らないといけない
運輸支局は平日の昼しか検査をしていないため、ユーザー車検をするにはこの時間に休みを取る必要があります
また落ちる可能性を考慮するなら予備日をとって2日は少なくとも時間をとらなければならないでしょう
働いている人にとってなかなかこの時間帯に休みを取るのは難しい場合も多いと思います
まとめ
まとめるとユーザー車検は費用を抑えられますが、平日に時間をとらなければならないという欠点があります
また車検に通ったとしても安全性が担保されたわけではないので、愛車の状態を常に気にかけながら乗るようにしましょう
それでは