電気専攻の僕が外部から東大大学院の機械専攻に挑戦したワケ
2020年の院試で東京大学大学院機械工学専攻に合格しました
後に受験していく後輩たちのために体験記をここに残しておきます
僕は学部は公立大学の電気系に入学しましたが、院試のタイミングで東京大学大学院の機械工学専攻を受験しました
専攻外からの受験記を書くことで皆さんの助けになれたらと思います
僕の体験記から何か学ぶことを見つけていただけたら幸いです
なぜ外部院試を受けたのか
僕が外部院試を受けたのは、普通な自分を変えたかったからです
実は院試というのは大学受験と同じく自分の現状を変える大きなチャンスなのです
逆になぜ、院試をないがしろにするのかが不思議なくらいです
外部院試を受けるから偉いというわけではないですが、本当にやりたいことが自分の大学でできないなら他所の大学を受けるべきでしょう
一番良くないのは『ホントは○○がしたいけど自分には無理だし、大学ものびのびやれてるから、まあこんなもんで良いか』とフラフラと漫然と大学に行っては帰ってを繰り返している、自分に言い訳をする状態です
正直、本来なら内部進学した方が楽です
内部を受けるなら院試対策の授業もあるし、過去問も学内にたんまりと蓄積されてますから
それに比べて外部を受ける場合は非常に孤独で心細いなかで情報を集め、戦略を練り、計画をしっかり遂行していかなければなりません
はっきり言ってしんどいし、辛いときもあります
けれど結果として自分は、ここで必死に努力をして良かったと思っています
この努力があったから、今自分は東大というハイレベルな環境に身を置けているし、新しい仲間と出会い、様々な経験をすることができています
それは合格したから言えることだという意見もあるでしょう
もちろんすべての院試に落ちれば浪人か就職しかない
ですが院試の良いところはいくらでも併願できるところです
院試は日程が被っていなければ何個でも受けられるし、受験科目も専門科目に絞られていることが多い
クソ真面目にやってやることで誰にだって合格のチャンスがあるし、クソ真面目にやっていれば自分の大学の院試に落ちることはまずないです
院試はやったもの勝ちの大チャンスなんです
実際に東大大学院に進学して思ったこと
実際に院試に合格して東大院に進学して感じたのは、今までいた大学との学生の熱意の差が大きいことでした
元の大学は比較的のびのびした校風で、生徒に関してもゆるゆるとキャンパスライフを送っている人間が多かったけれど東大ともなるとやはりみんな優秀です
東大生のスピード感についていくことで最初は必死になってなかなか大変な思いもしましたが、今では結構ついていけるようになりました
地味に困るのは東大の中の地理がわからないことでしょうか
在学生からすると当然わかると思うのですが、転入してきた身からするとキャンパスが広すぎて普通に迷子になるので事前にキャンパスの散策とかしておくのもいいですね
最初は戸惑うかもしれませんが、入学してしまえばあとはどうにかなるものなので余り入学後の心配をする必要はないです
終わりに
ここまで長く書いてきたが、結局は自分が何がしたいかが大事です
色々考えた結果としてあなたが外部の院試を受けるという選択した時に自分が受けた院試の経験を読んで参考にしてもらえたらうれしいです
私はあなたの挑戦を心から応援しています